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養育里親ってなんぞや?

おはようございます(^^♪

前回のブログで少しだけ触れた、「養育里親」について書きますね。

 

きっと調べたらすぐに出てくるとは思うんですけど

わたしの言葉がわかりやすいと思う方はどうぞ読んでみてください。

 

 

養育里親とは

養子縁組とはまた違います。

諸事情で親御さんと一緒に暮らせなくなったお子さんが

施設では体験できないことをするために一般家庭で一定期間過ごすという制度。

 

一定期間というのもさまざまで

日帰りもあれば数年もあり。

 

 

そして、必ず別れがあることも特徴です。

 

 

どういうお子さんが親御さんと離れて過ごすかというと

片親でほかに身内がいない方が入院してしまったとか

薬物でつかまってしまったり、精神的な病気でこどもと過ごせなくなったり

とにかく様々な事情があるそうです。

 

 

施設ではできたい体験、というと

一緒のベッドで寝てみたり

手をつないでお買い物に行ったり

家事のお手伝いをしたり。

 

普通の、普通のことなんです。

 

 

 

わたしがこの制度を知ったのは、

グリーンコープのカタログにチラシが入っていたからでした。

 

三人ちびっこがいる私にも何かできることがあるかな?と

すぐ説明会に参加しました。

 

 

説明会に参加していた方々は

お子さんに恵まれなかったりとか

お子さんが大きくなって手を離れた余裕のある方とかでした。

わたしみたいに赤ちゃんもいるような人はいなかった。笑

 

けど私はよその赤ちゃんにも母乳あげれるし!と活き込んで行ったんです。笑

 

 

 

実際に話を聞くと

今福岡市で養育里親を希望しているお子さんは500人くらい。

そのうち受け入れ可能な家庭は120件くらい。

そのなかでも、男の子はいやだとか赤ちゃんは無理だとか

いろいろな条件があるので狭い門だということを知りました。

 

 

養育里親って完全なるボランティアじゃないんです。

生活費をいただけるので、家計を圧迫することはないです。

 

ただそのお金目当てに応募してくる人もいるそうです。

明らかに子どもを育てられないようなごみ屋敷に住んでいる人や

20匹くらい猫を飼っている人からも申し込みがあったそうです。

 

 

なので面接や家庭訪問が何度もあり、研修も審査も厳しいです。

登録するだけで1年くらいかかるそうです。

 

そして、条件がもうひとつ。

 

ご自身のお子さんが3歳以上であること。

 

 

末っ子より2歳以上下の子を預かるのが望ましいそうです。

なので、自分のお子さんより小さい子しかあずかれません。

 

 

 

 

いろいろ厳しい条件がありますが

養育里親は、受け入れる家庭にも、受け入れられるお子さんにも

ものすごく良い影響を与えるそうです。

 

大好きな野球を高校生になっても部活で続けたくても

施設にいたらできないから困っている男の子が養育里親に預かってもらえて

三年間朝早く出て夜遅くまで練習、寝に帰ってくるようなパターンもあったそうです。

 

でもその子は養育里親という制度がなければ野球を続けることができなかった。

すごくすごく感謝している、という記事がパンフレットに出ていて

号泣しました。

 

 

この男の子に何も罪はないのに

どうして世界は平等じゃないの?と。

 

 

 

こどもに罪は、ないんです。

 

 

このブログを見て、ひとりでも多くの人が関心を持ってくれますように。